地域工務店組織・アース21と合同で勉強会開催
2011.11.16
11月8日、9日の2日間、十勝2×4協会では、地域に根ざした工務店をめざす全道組織「アース21」(菊澤里志会長)と共同で住宅や自然・再生エネルギーの勉強会を開催しました。
※十勝毎日新聞でも紹介されました(右写真をご覧下さい)
勉強会には合計49名が参加し、1日目は、鹿追のバイオガスプラントなど十勝の最先端の自然エネルギー活用事例を見学。その後、十勝2×4協会の会員が建てた住宅を7棟も見学、時間が足りなくなるほどでした。
2日目は朝から自然・再生エネルギーの勉強会。省エネルギーな換気システムの説明や、アース21の会員自らが開発しているという換気装置のプレゼンテーションがありました。その後、自然エネルギー活用のコンサルタントを行う株式会社NERC(札幌市)の大友健太さん(写真右下)から自然・再生エネルギーが日本でどんな可能性があるのか、現状を説明していただきました。
興味深かったのは、太陽熱を蓄熱するという利用法。ドイツでは既に実用化され、数ヵ月もの間、太陽熱を蓄えて大規模施設で活用しているそうです。これに対し、NERCでも電気などの動力を使わずに太陽熱を蓄えて必要なときに取り出す住宅用のシステムを開発し、特許申請しているそうです。晴天の多い十勝では楽しみな技術ですね。
このほか、曇りの日でも効率良く発電できる新しい太陽光発電システム、建物への負担を最小限に抑える太陽光発電システムの設置方法、北海道で開発された強風にも強い風力発電装置の紹介など、盛りだくさんでした。
東日本大震災の後、自然エネルギー・再生可能エネルギーへの関心が高まってきていますが、われわれ十勝2×4協会も、道内の地域工務店組織とも連携して今後も勉強会などを開き、お客さまの期待にお応えできるようにしたいと思います。