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2012年10月26日

国交省が給付併用した住宅ローン減税の拡充案、消費税負担軽減で

国土交通省は23日、2014年4月から行われる消費税引き上げに対する住宅への
 負担軽減案を明らかにした。軽減案は、予算による十分な給付措置を併用し
 た住宅ローン減税(住宅ローン残高の1%を10年間、所得税、住民税から減税)
 の延長・拡充で、具体的には住宅ローン減税の適用期限を2014年から5年間延
 長し、最大減税額も500万円に拡充する。さらに、住民税からの減税額を拡大
 すると共に、予算措置による給付措置を行い、減税でまかないきれない消費
 税負担増分を補てんする。政府・与党は国交省の負担軽減案を議論し、12月
 末までに結論を出す方針だ。

 住宅ローン減税は、減税額を拡充しても納税額以上の恩恵は受けられない。
 そのため、消費税が10%になった時には、現在の5%より125万円(建物価格2500
 万円の場合)も負担が増加するために、年収400~500万円程度の中堅所得世
 帯に対してはローン減税では負担増加分をカバーしきれない。3%から5%へ消
 費税を引き上げた時と同様に住宅着工が減少し、国内経済が低迷する恐れが
 あることから、住民税減税額の拡大と給付によって、ローン減税でカバーし
 きれない負担増加分を軽減することを検討する。

admin (2012年10月26日 14:15) | コメント(0) | トラックバック(0)

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