2012年02月07日
住宅着工3万戸台回復 昨年の道内 政策誘導が奏功
国土交通省が31日発表した2011年の道内の新設住宅着工戸数は、前年比11.5%増の3万2327戸で2年連続で増加した。住宅エコポイント制度や住宅金融支援機構の低利ローンなどの政策効果で、08年以来3年ぶりに3万戸台を回復。全国も2.6%増の83万4117戸と、2年連続の増加となった。
内訳は持ち家が6.7%増の1万1924戸、貸家が9.3%増の1万5965戸。分譲は49.5%増の4270戸で、中でもマンションはリーマン・ショック以降の在庫整理が終わり市況が大幅に改善したため、2.1倍の2352戸となった。
全国10地区別でも道内の伸びは最も高く、1993年以来18年ぶりの2ケタ増となった。ただ、着工戸数自体はピークの73年の11万5千戸の3分の1以下で、不動産調査機関の住宅流通研究所(札幌)は「今後どんなに回復しても4万戸には届かない。3万戸台に乗るかどうかが市況を判断する目安となる」と話す。
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(2012年2月 7日 16:58)トラックバック(0)
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