光熱費の安い家とは(1)
2015.05.27
4ヵ月ぶりの更新となります。トピックスの更新が滞っていたことをお詫びします。さて、ここから3回連続で「光熱費の安い家を建てる」をテーマに書きます。
これから家を建てようとする人が、今一番気になる情報は何でしょうか?
「光熱費が高くなるんじゃないか」と心配する人も多いようです。中には、住宅ローンよりも冬の光熱費の方が高かった、なんて笑えない話もあります。
光熱費の安い家を建てるために、何をどう選べばいいのでしょう?
あふれるネットの情報
今、ネットではいろんな情報が手に入ります。
家づくりの情報もそうです。
以前なら、住宅雑誌を買ったり、展示場に行ったりして少しずつ集めていた情報がネットで知りたいキーワードを入力すれば一瞬で何万件、何十万件もの情報リンクとつながります。
しかし、検索される情報を見ると、言ってることがバラバラだったりかえって混乱することも。「結局どうすればいいんだ」と感じることありませんか?
たとえば、「光熱費 安い 家」をキーワードにしてGoogleで検索してみました。
「断熱性を強化することが一番大事。断熱性能は簡単に更新できないから」という主張があるかと思えば、もう一方では「太陽光発電パネルで売電すれば良い」という主張があります。ところが、「断熱性を強化しても電気代は安くならない」と主張するページもあります。こうやって3つのバラバラな主張が出てくると、何が正しいのやら頭が混乱します。
これは、「光熱費の安い家」に必要な条件の一部しか見ずに主張しているからです。
光熱費の安い家の3条件
ズバリ、光熱費の安い家を建てるには、以下の3つの条件全てが必要です。
1)建物の性能
2)設備の性能
3)工事の確かさ
この3つをバランス良く満たす家=光熱費の安い家を建てているのが十勝ツーバイフォー協会のメンバーです。
1)2)については、メンバーが定期的に集まって研修・勉強会を行ったり、ツーバイフォーに造詣の深い地元の設計事務所との連携で確かな設計を行っています。さらに3)については、当協会が発足以来会員の工事技術チェックを定期的に行い、気密性能の測定など建物性能の確保の努力も欠かさず行っています。
これらを実行することで、「たまたま良い家ができた」ではなく、「いつも良い家ができる」ようにしているのです。
ちなみに、デザインなどは各メンバーの個性として「何でも一通りやるよ」というメンバーもいれば、「輸入住宅が得意」「モダンなデザインが得意」というメンバーもいます。快適で維持費の安い家を建てられる技術があるからこそ、デザインを選び、こだわる楽しみが出てきます。気になった方は、会員紹介ページや各会員のホームページをご覧ください。
さて、ここでは光熱費の安い家について、次の回からもう少し詳しく説明していきます。