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先進住宅を建てる老舗工務店 赤坂建設

社長インタビュー社長インタビュー

赤坂正社長
赤坂正社長
第1回帯広市まちづくりデザイン賞を受賞した帯広事務所
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お気に入りの車に合わせた色彩が素敵
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十勝の風土に合ったデザインを心がける
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店舗もツーバイフォーでおしゃれに
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土間蓄熱工法によるパッシブソーラー住宅
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地元『ファーマーズ』のハンドメイド家具がマッチしたインテリア
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昭和12年(1937年)に大型木造3階建ての病院を建築、昭和51年(1976年)には道東第1号のツーバイフォー住宅を建てるなど、常に先進的な取り組みをしてきた池田町の赤坂建設。110年以上の歴史を数える十勝有数の老舗企業です。6代目社長の赤坂正さんにお話を聞きました。

赤坂正社長
赤坂正社長
お父さんの仕事ぶりを間近に見て育ったと思いますが、赤坂社長は小さい頃から跡を継ぐという気持ちだったのですか?

長男なので回りからはそう思われていました。でも私は内心、パイロットに憧れていました(苦笑)。学校が休みの日は現場で仕事の手伝いをさせられるのが常でおもしろくなかったのかもしれません。小学生の時は釘拾い、中学生の頃は木っ端拾いをしてストーブの燃料にしたりして、材料をムダにしない心を学びました。高校に入るとツーバイフォーのフレーミング(建て方)を教わり、釘の斜め打ちなどを習うあたりから「これはおもしろい」と思いました。
父はツーバイフォー工法が日本で公開される前から、在来工法とツーバイフォーのミックス工法を独自に取り組んでいましたし、ツーバイフォー普及に命を賭けた人でした。私にはツーバイフォーの文字が入ったステッカーを「学生カバンに貼れ」と言い、先生が家庭訪問した時には、ツーバイフォーの宣伝を先生に熱心にしていました。後でその先生はツーバイフォーで家を建てられたようです(笑)。

高校を卒業後、憧れを実現するため思い切って航空自衛隊の試験を受けて合格、配属されるところまで話が進んでいました。でも、最後の最後で思いとどまって大学に入学し、建築の道に進もうと決めました。その後、成人式の頃に父が突然病死しました。寝ても覚めてもツーバイフォーだった父は、生き急いだのかもしれません。
母は自らトラックを運転し、現場で陣頭指揮をしながら社長として奮闘し、この危機を乗り越えました。私は働きながら大学に通って無事卒業し、後に5代目社長となる梅田和敬さんの下で現場仕事を手伝いながら準備し、若いうちに本場の技術を学びたいとカナダに武者修行の旅に出かけました。バンクーバーとエドモントンの2都市に2年間滞在し、設計事務所で本場のデザイン・技術を吸収しました。

第1回帯広市まちづくりデザイン賞を受賞した帯広事務所
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お気に入りの車に合わせた色彩が素敵
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海外で学んだことは、家づくりにどう生きていますか?

数年間海外にいたことで、日本を意識するようになりました。北米発祥のツーバイフォー工法ですが、そのまま使うのではなく、「十勝に合ったツーバイフォーとは何か」を常に意識するようになりました。風土とかかわる家づくり、そして10年、20年経っても飽きがこないデザインの家を目指しています。

十勝の風土に合ったデザインを心がける
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家づくりの考え方は?

自社による設計から施工管理、アフターサービスに至るまで、お客さまにお渡しする家に最後まで責任を持つ体制を作っています。

デザイン面では、北米や北欧のデザインをお手本にしながら、十勝の風土に合ったものにしています。たとえば、北米では複雑な屋根形状の家が多いのですが、雪の多い十勝では問題が出る可能性があるので、北米のデザインはそのままは採用していません。また、冬の十勝の寒さを考え、ツーバイシックスの外壁を基本に予算に応じ付加断熱やトリプルサッシを採用するなどの対応をしています。

店舗もツーバイフォーでおしゃれに
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今後取組たいことは?

北方型住宅ECOの建設以降更なる高性能住宅の追求は継続的に取り組みたいですね。毎年新しい課題があり、それをクリアすることで技術的な成果も得られます。近年はウッドショックも経験し輸入材と共存するかたちで道産構造材を使ったツーバイフォー住宅の取り組みも積極的にすすめています。
また「災害に備える家」として停電時に電力会社の電源から発電機やハイブリッド車などからの給電ができる「開閉器」の設置を新築時には標準化し、既存住宅にも普及させていきたい。
日頃からの「防災備蓄」を生活の一部にとり入れながら、災害時には在宅避難を可能とした”家族を守る為の住まい”をこれからも提供していきたいと考えています。

土間蓄熱工法によるパッシブソーラー住宅
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これから家を建てられる方へ何かアドバイスはありますか?

お客さまには、「自分だけの家」ではなく「自分らしい家」を一緒にご相談しながら造り上げていきたいですね。お客さまのご要望と、デザイン・性能・耐久性などを考えた当社の提案をうまく組み合わせることでご満足してしただきながら資産価値のある家ができます。
最近、移住された方でやむを得ない事情で当社で建てた住宅を手放し本州に帰ることになりました。不動産会社の方が仮査定が終わって実際に家に来たところ、「こんなに状態がいいならもっと高く売れる」と査定金額を大幅に上げて広告を出したのですが、すぐに買い手が付いたそうです。これは家のデザイン、使っている建材や仕様、建て主さまのお手入れの状態などトータルで評価されたのだと思います。

地元『ファーマーズ』のハンドメイド家具がマッチしたインテリア
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会社情報

企業データ 1912年(大正元年) 創業
1982年 株式会社赤坂建設となる
社内体制 社員 10名(パート含)
※有資格者 二級建築士、単一等級枠組壁技能士、住宅ローンアドバイザー、宅地建物取引士、防災士、BIS-Mなど
過去の実績 創業以来 累計500棟以上
過去3年間 約10棟(大規模増改築含む)
社名 株式会社赤坂建設
住所 〒083-0001
中川郡池田町旭町2丁目5-4
帯広市東2条南27丁目2-2(帯広事務所)
TEL 015-572-2290
0155-24-2290(帯広事務所)
FAX 015-572-4688
0155-24-2296(帯広事務所)
HP https://aksk.co.jp/
E-mail info@aksk.co.jp

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