鹿島組は、本別町で最初にツーバイフォー住宅に取り組んだ会社です。社員1人1人が複数の資格取得を目指し、自己研さんを怠りません。住宅だけでなく公共工事や土木工事なども手がけ、ISOも取得するなど、地域の総合建設会社として高い信頼を得ています。
- 会社事務所
鹿島 十勝2×4協会の性能基準は守りながら、かっこいいデザインの家をお客さまに提案しています。デザインの好みはある程度流行がありますので、常にアンテナを張りめぐらせています。
建てた後も毎年春先にお客さまを一斉訪問し、メンテナンスなどを行っています。初めて建てさせていただいた家も含め、すべて回るのが特徴ですね。当社では毎年テーマを決めて回っています。たとえば、「今年は換気口の汚れ具合をチェックしよう」という感じです。その場でメンテナンスに関する知識をお話ししたり、ご不満な点をうかがったりしています。こうして継続的に回ることでリフォームのお話をいただくことも少なくありません。地域に密着した会社だからできるサービスだと思います。
今後は断熱性を高め、熱交換換気を採用してエネルギー消費を少なくしたQ1住宅に取り組みたいですね。熱交換換気に関しては既に採用実績もかなりあり、お客さまにも好評です。
- 鹿島豊隆社長
鹿島 当社では仕事の質を高めるため、ISO9001を取得しISO基準に沿って業務を進めています。
お客さまとの打ち合わせで「住宅調書」というものを作成します。そこでお客さまのこれまで過ごしてきた住まいのことやこれから建てる住宅への要望などを聞き取り、設計に生かします。
毎週金曜日の夕方4時半からは翌週の仕事打ち合わせを全社員で行っています。当社は新築住宅だけでなく、リフォームや営繕、公共工事や土木工事などさまざまな業務を行っていますが、すべてをこの打ち合わせで確認します。社員1人で何通りも業務をこなすので、きちんと計画を立てていかないと仕事が円滑に進みません。さらに、お客さまとの出会いからご契約、着工、お引き渡しまで工程を細かく分けてチェックリストを作り、担当者によって仕事のレベルに差が出ないようにしています。
このほか、仕事と係わる資格取得を全員に奨励しています。資格取得と同時に最高10万円の祝い金を支給しており、少ない人数でも多様な仕事をこなす元気な社員が育ってきました。
- レンガタイルでアクセントをつけた外観
鹿島 ツーバイフォー工法は他の「○○工法」と違ってフランチャイズ組織などに加盟する必要はなく、自由にできます。しかし、自社だけでやっていると「鹿島式ツーバイフォー」になってしまう危険性がありました。日本人は器用ですから、大工が自分が施工しやすいように「在来工法っぽいツーバイ」にアレンジしてしまうのです。
より良いモノを作りたいと十勝2×4協会に入ったことで、会で定期的に気密性能やフレーミングのチェックを受けて住宅の性能レベルが平均的に高くなりました。フレーミング検定を定期的に受けて「このやり方はダメだよ」だと仲間から指摘を受け、「ツーバイフォーはアレンジしちゃいけない」ということが大工に浸透しました。会員であることが当社の誇りともなっています。
- 花柄の手づくりステンドグラスがきれい
- モダンな外観に煙突の組み合わせがユニーク
鹿島 もともとアメリカンなデザインの住宅が多かったのですが、札幌で住宅会社に勤める友人に「工法もアメリカでスタンダードなツーバイフォーに取り組んでみては」と勧められたのがきっかけ。今から25年前のことです。やってみると「斬新で合理的だなぁ」と思いました。はじめてツーバイフォーで建てたお客さまが家を飾りたくてステンドグラス制作を始められたのですが、今は工芸作家になり、当社で家を建てられる方にステンドグラスを提供していただいています。
- 現代的なデザインの内装も得意
- 斜めシンクが使いやすいオリジナルキッチン
企業データ | 1966年創業 1972年法人化 |
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社内体制 | 社長、専務1名、人夫2名、事務員2名 ※一級・二級建築士・土地建物取引主任者など 合計6名 ※大工・人夫は別会社に10名在籍 |
過去の実績 | 創業以来 累計 戸 過去3年間 平均 戸ぐらい |
社名 | 株式会社鹿島組 |
住所 | 〒089-3314 中川郡本別町南2丁目7-16 |
TEL | 0156-22-2088 |
FAX | 0156-22-3831 |
HP | http://www.kashimagumi.com/ |
kashima@cocoa.ocn.ne.jp |