カンノホームは昭和42年、不動産取引などを行う菅野商事の住宅部門として産声を上げました。後に保険業務も行うようになり平成16年3つに分社。住宅部門を現社長の菅野氏が受け継ぎ、カンノホームとして新たにスタートしました。菅野社長は住宅建設をメインに、北海道建築士会十勝支部の常務理事、短大講師、ユニバーサルデザインアドバイザーなど幅広い分野で活躍しています。
- 会社事務所
菅野 お客様にとって家というのは一生をかけて築きあげる大きな財産です。「財産を築くお手伝いをさせていただいている」という気持ちを強く持っています。カタログだけで商品を紹介して売るような営業では、財産を築くお手伝いは決してできません。
提案する際は、それぞれのお客様の「ライフステージ」を考えます。子育てをする、離れていた家族と同居する、病気に対応する、趣味を満喫する…そうした目的も人それぞれに異なります。お客様ご本人が将来のビジョンや目的に気が付いていないことも多く、それらを私といっしょに探しましょう…そんなことを心がけています。
- 菅野好治社長
菅野 現在は私、プランナー、事務、大工2名の合計5名で仕事をしています。プランナーは二級建築士の資格があります。私自身は一級建築士のほか、住宅建築に必要と思われる資格はひととおり取得しています。
さらに、福祉住環境コーディネーターなどの資格もあり、帯広市から委託を受けユニバーサルデザイン相談員を行ったり、ある短大の介護福祉科で講師をしています。日本は高齢化社会ですが、介護保険が導入された頃から、国では在宅介護の方向性を打ち出しています。ところが住宅業界を見ると、バリアフリーやユニバーサルデザインの分野はまだまだだし、若い人たちにそれを教えられる人もほとんどいません。作業療法士や介護ヘルパーなど介護分野のプロの人たちと勉強会を作り10年以上前から勉強しています。
病気で入院され、後遺症は残るけれども退院できるメドはついた。でも家の中が介護対応になっていない。「さて、リフォームをどこに相談しよう。時間もないし」そんな悩みを持たれる方が少なくありません。あるいは、間近に迫った老後のことを考えて夫婦で家を新築したい。そんな方々に私たちは自信を持って対応できます。
このほか快適性の提案では、場所を取らずほんのり暖かい天井輻射暖房をお勧めしています。十勝では実績ナンバーワンと自負しています。
- 「これから力を入れていきたい」太陽光発電付き住宅
- ウッディなログハウス風の建物
菅野 20年ほど前からです。当時は住宅だけでなくマンションや病院など様々な建物を手がけていましたから、お客様のニーズに幅広く対応できるよう在来軸組工法以外にも工法の幅を広げたかったんです。設計者の私から見ると理にかなった技術でしたが、現場の職人さんたちには「この工法で耐久性は大丈夫なのか?」という疑問が多く、理解してもらえるまでに時間がかかりました。今では当社で手がけている物件の約8割が2×4です。
菅野 身の丈にあった経営を心がけていますので、営業中心で数を稼ぐ発想はありません。私たちはお客様との話合いに時間を多くかけますから、営業効率は悪いかもしれません。しかし住宅は、失敗したら代わりになる家をぽんぽん売るようにはいきません。お客様からご注文いただいた住宅には全責任を負うというこれまでどおりの考え方で、自分達のできる範囲のことを精一杯やっていくだけです。
- バリアフリーやユニバーサルデザインの相談は得意中の得意
菅野 2年ほど前からエネルギーランニングコストゼロの家づくりに取り組んでいます。太陽光発電はじめ、断熱性能でも次世代省エネ基準を超えた家づくりを行っており、この2年間で手がけた約半分の住宅には太陽光パネルを施工しました。予算の関係で施工できないお客様でも、先々取り付けられるようにしている方が多いです。この光熱費がまったくかからない家づくりに、今後も力を入れたいです。
企業データ | 1967年 (株)菅野商事として創業 2004年 上記会社の建築部門を切り離し、カンノホーム設立 |
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社内体制 | 社長・プランナー1名・大工3名・事務1名 合計5名 ※有資格者 1級建築士1名、2級建築士1名、福祉住環境コーディネーター1名など |
過去の実績 | 創業以来 累計500~600棟 過去3年間 平均5棟ぐらい |
社名 | カンノホーム株式会社 |
住所 | 〒080-0801 帯広市東l条南6丁目14番地 |
TEL | 0155-25-1819 |
FAX | 0155-25-1820 |
HP | |
y-kanno@octv.ne.jp |